2024年04月05日

「春が来る!」

あんなに積もっていた雪山が幻だったかのように解けてなくなり
肌を刺していた風もやさしくなってきた今日この頃、
「こんな時もあったなぁ~」と思いながら
初心者マークを付けた車や新入社員らしき初々しいスーツ姿の若者を見かけると心の中で
「頑張って!」と応援している私。

枯れ木にしかみえない木々も着々と蕾の準備をしていて【春】からはとてもエネルギー感じます。
いつもは新学期の準備にバタバタして思いもしなかったけれど
この春は私も何か新しい事に挑戦してみようかしら?
うーん、そうは言っても何をしよう

とりあえず身近な【春】を見つけにお気に入りの音楽を聴きながら散歩に出かけて来ようっと!

苫小牧市 齊藤由紀子
                                                                    



2024年03月05日

~音楽絵本「ドレミファブック」~

 

昭和45年(1970年)創刊の「ドレミファブック」はレコード付きの音楽絵本です。

レコードのA面は童謡を中心とした歌が5曲、B面は世界の名作等の音楽付き物語が入っています。

絵本の巻末には5曲の歌の楽譜も掲載されている、素晴らしい音楽絵本です。

 

 毎月1冊ずつ我が家に届くこの音楽絵本は20巻プラス別冊1巻の計21巻。

当時、幼稚園児だった私は、毎月毎月、届くのを楽しみにしていました。

楽しい「絵」と楽しい「音楽」、初めて聴いた「白鳥の湖」・・・・等々、私の音楽人生に大きな影響を与えてくれた大切な物でした。 音楽を指導するようになってから・・・(以下母と私の会話)

私「『ドレミファブック』どこにあるかな?」

母「〇〇ちゃん(知り合いのお子さん)にあげた」

私「え~~~~!!!なんで、あげちゃったの?」

母「もう、いらないと思って・・・あげたら駄目だった?」

私「駄目だよ~(しょんぼり)」

 

差し上げてしまった方は、返して欲しいと言えるお相手でもなく泣く泣く諦めました。

 しかし、どうしても諦めきれず、もう絶版になっているこの絵本をオークション等で探し続けること数十年・・・・。見つかっても「全巻そろっていない」「状態が悪い」「けっこうな高値がついている」・・・・等々、なかなか手に入れることはできませんでした。

 そして、2023年秋!フリマアプリで状態が良く、お値段も納得の全20巻を見つけ購入することができました\(^o^)

 別冊「クリスマス特集」のレコードは後日手に入れたのですが、絵本がまだ見つからないという状況です。これから時間をかけて残りの1冊を探すつもりです。

 

この音楽絵本のおかげで、幼少の時からたくさんの歌やクラシック曲と知り合えました。
巻末の楽譜も上手に弾けるようになりたくて、ピアノもたくさん練習しました。

 とても影響を受けた大切な音楽絵本のお話でした。

 

絵本とレコードの素晴らしさを語り始めると、キリがないので、そのお話はまた後日・・・。

 

                                  苫小牧市 藤下 淑子

 

 



2024年02月02日

~「じゃらんじゃらん」と自然の音~

 

 今年1月10日からバリ島へ行って参りました。

いつも友人にバリのどこが良いのか質問をされます。何が好きなのかを考えると、第一に癒される事。私とジョークの波動が同じである事。みんな笑顔で挨拶してくれる事、ホテルガーデンの緑がたくさん、その匂いが何とも言えなく好き。 少しルーズな所。「じゃらんじゃらん」と言うあてのない散歩の響き。自然の音が良いと言う所に辿り着きます。

 

 まあまあデメリットもありますが今回の旅では、聞こえてくる自然の癒しの音に耳を傾けてみようと思いました。

 早朝滞在した海辺のサヌールで「じゃらんじゃらん」します。

 

 海沿いの遊歩道を2.3キロ往復して出会うのはジョギングしている外国人、ホテルの椅子やテーブルを綺麗にしているホテルスタッフ、犬サイドの壁片方には緑色の植物、上を見ると木々がいっぱいです。聞こえてくる音は小鳥のさえずり 人々の挨拶 イスラム教のアザーンが聞こえます。

 プラス南国の匂い。日の出の散歩は最高なリラックスになります。日中はリラックス目的でプールで過ごす事が多いです。プールサイドでは日本語は聞こえて来ません、それはストレスがたまらない事なのかもしれません。(逆に日本語しか出来ない時のストレスもあります 循環されている水の流れる音が良い感じです。風がある時は竹で出来た風鈴音がとても心地良く聞こえます。

 

 タクシーに乗ると渋滞時にはバイクや車のクラクションがピーッとうるさい時もあります。夜になりレストランへ行くと生バンドがディナーを盛り上げてくれます。オープンエアーで店毎 歩く度に 違う曲が聞こえて来ます。みんな中々お上手でした。このようなだらりとしたスケジュールで6日間も動いていると 帰りたくなくなります。

 

 今回はあるショッピングセンターへ行き竹の民族楽器ガムランに触れる機会がありました。それはバチを両手で持ち、木琴の様な感覚で弾けば良いのでしょうか?楽譜は琴の譜のように数字で書いてありました。すぐに楽器に馴染めたので楽譜が少し読めて良かったと思いました。ガムランは「じゃらんじゃらん」していると所々のホテルでチラホラ聞こえます。とても不思議な音階の虜になりそうな魅力があります。

 

 私の波長に会う良い音のするバリ。また色々な自然な音を聴きに 匂いを感じ癒されにバリ島を訪れたいと思います。

 

札幌市 戸借 聡美          



2024年01月09日

 ~日本の伝統文化に希望の光を~

 新年明けましておめでとうございます。

 

 元旦に石川県能登半島で大地震、翌日羽田空港での滑走路衝突事故。大変な幕明けとなりました 2024年、被災されました方々、事故に会われました方々に心よりお見舞い申し上げます。

 将来に暗雲が立ち込める不安を抱えて暮らす時代が訪れて久しくなりました。 でも雲は必ず晴れます、それを信じて音楽の力で心の中の暗雲を払拭して行きましょう~

 

今年は北海道支部久しぶりにリアルの公開講座のイベントを秋に計画致しました。

 詳細につきましては計画が進み次第ホームページにてご紹介致しますので是非ともご覧下さい。

 

私ごと、年末これから1年の締めくくりのラストスパートという時にコロナに感染、 寝て起きたら新年になっていたという年越しでした。 元旦に着いた年賀状、いつもよりも嬉しさ倍増です。何せ5日間社会から隔絶されておりました ので、でも少しだけ残念だったのは『来年からは年賀状のご挨拶失礼いたします。加齢と共に負担になって』と言う友人もちらほら。今年秋には郵便料金も値上がりしますし、そもそも年末の 超多忙な時に明けてもいないのに『明けましておめでとうございます』ですよ。 いまの若い方達にはナンセンス感の強い習慣かも知れません。 年明けに一斉送信で『あけおめ、今年も宜しく~』のほうがリアリティありじゃありませんか? という意見にも頷けます。

 

  私達昭和30年代というと小学校では国語の授業でお手紙を書きましょう~と言う時間があった 様に記憶しています。図工の時間にゴム版に彫刻刀で年賀状の図案を彫ったりしました。 所謂、手紙や葉書は日本の文化であった様な。 高齢者施設などを訪問しますと入所者さんたちの書いた絵手紙を見かけます。 筆で書いた文字、なんだか心がキュンとします。 文化は、日常の中から生まれるものですね。 文字を書く習慣が薄れていると痛感、日本の文化は大丈夫? 私は、自身の年賀状文化をもう少しだけ続けようと決めました。宛名書きは自筆が良いかと。

 

  私達北海道支部の年末の定例会では、(zoom開催ですが)会議後クリスマスお楽しみ会を開催 しております。コロナ禍において忘年会が出来なくなった2年ほど前から実施、 最後に『貴方の1年はどの様な年でしたか?漢字一文字で』と言うコーナーがあり漢字に触れる 良きひと時です。

 因みに私は『憂』を毛筆で書いて見ました。世の中を憂うる年だったように感じて 2023年は坂本龍一さんや多くのアーティストの方々が亡くなり、世界のあちこちで戦争が絶え間なく続いて、世の中に不安を感じる事が多かったので。書くにあたり久しぶりに辞書を引いてみました。ひとつの文字にもいろいろな意味があったり使い方があったり、さすが世界一の難度といわれる言語です。それを普段使いにしている日本人は凄い民族ですよ。やはり大切に継承させて行きたい日本の文字文化です。日本の伝統文化である邦楽も同様です。

 

 今後どのような方法で 次世代に継承させていくか?が私達生涯学習音楽指導員の持つ大きな課題です。皆さんと日本人 にしか出来ない伝統文化を守りつつ進化させていきたいです。

 

 今年は『希望』の『希』と書ける年になる様な活動ができる事を願ってやみません。  

 

 

2024年 1月 

全国生涯学習音楽指導員協議会北海道支部 

代表 高橋和恵