2020年12月08日

「2020年を振り返って」

 

 

今年は年明けからコロナ新型ウィルスの影響で、レッスン休講・様々なイベント自粛中止・もちろんボランティア活動も未だに中止。経験のない事態で過ごす日々ですね。


現在はコロナウィルス拡大の第3波。先月は五稜郭ヤマハの隣接するビルや向かいにある飲食店等が、ウィルス陽者発症で休業店続出!未だコロナウィルスに不安の日々です。


 2020
年を振り返ってみると、新型コロナを乗り越えて生活する事で終わってしまう年になってしまいました。
自粛中にもっと時間を有意義に使えなかった事に、今反省しています。 

 


 1
年前にご紹介した「はこだてクリスマスファンタジー」今年は121日から静かに輝いています。
昨年、海の上に浮かぶ煌めく幻想的なツリーを眺め、新しい年がもっと楽しく過ごせる様に!と願いを込めて2020年のカウントダウンを待ちました。
今年は点灯式やステージイベント・スープバー等は全て中止となりましたが、海の上に浮かぶ巨大ツリー(コロナウィルス拡大の影響でカナダハリファックス市からのプレゼントも中止になり北海道樹木です)や、点灯時の花火は実施しています。 

 

 新しい年が不安のない生活が出来る事と、一日も早い新型コロナウィルスの終息を願って、1315分間赤色一色に点灯するプレミアムレッドツリーの点灯に合わせて、今年も足を運びたいと思っております!
光と音楽との共演の、ファンタジックな世界で心を温かくしてきます。

 
皆様も不安で厳しい今の状況を乗り越えてお過ごし下さい。


菅原 真希子


2020年11月16日

我が家の「お宝」

 我が家には100年以上前に製造された「オルガン」があります。

 

ピアノ調律師だった亡き義父のコレクションを譲り受けました。

義父がメンテナンスをしっかりとしてくれていたので、きちんと音も出ます。なんとも味わい深い「音」と彫刻を施された「木」の雰囲気が大好きです。

 

 譜面台を持ち上げると、そこは「物入れ」になっていて、大切な楽譜等を収納しています。この部分も私は気に入っています。

 

 そして今年の9月に新品のグランドピアノが我が家にやってきました。

ピカピカのピアノですが、まだまだ「音」は若く、鍵盤も私の手には馴染まず・・・私のお気に入りの音になるには、まだ数年かかると思われます。

 

「はやく良い音になって~~!!」そう思いながら毎日ピアノを練習してる今日この頃です。

 

苫小牧市 藤下 淑子

 


2020年10月01日

日々のお稽古だけでは得られないもの

 

 

例年であれば、9月、10月は演奏会、発表会、コンサートなどが多い時期かと思います。

私が所属しております会の演奏会も9月下旬に行われる予定でしたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまいました。

私が記憶する中では、初めてのことではないかと思っております。

 

毎年、演奏会前の週末は合奏練習があり、お稽古や準備で忙しくなります。

演奏会前日には楽器搬入、当日は朝早くから着物を着て、たくさんの楽器の準備。

演奏会がはじまると、進行を確認しながら、舞台から戻ってくる楽器の調整をし、自分の演奏をします。

そうです!お箏は、曲目ごとに調弦をしなければいけない楽器なのです。

 

舞台では着物姿で優雅に演奏しているようにみえます(?)が、舞台裏は戦場のような忙しさです。この状況は、日々のお稽古だけでは経験できません。毎回、演奏会で身につけていく感覚です。

舞台では予想もつかないことが起きますが、いつも冷静に機敏に行動する諸先生の姿をみながら、私も早く同じように動けるようになりたいと、毎回お勉強させていただいています。今年はこのような演奏会が全くなく、本当に残念です。

 

感染症のことを気にせず、自由に外出したり、たくさんの人が一堂に会することが許される日が、一日も早く訪れますように!演奏会という発表の場、訓練の場が戻ってきますように、と願う日々です。

 

 

河上 満寿美


2020年08月01日

“8月のご挨拶”

 

 暑い日が続いていますが、皆様お元気でしょうか?

 

 今年は年明けから「コロナ、コロナで半年暮らす」ことになってしまいました。

 

「デカンショ、デカンショで半年暮らす、あとの半年は寝て暮らす」

 

 この歌詞は、兵庫県民謡篠山節(デカンショ節)が学生歌として歌われたものが元だそうです。

上半期社会活動がストップしてしまい、寝て暮らすことを余儀なくされた身、あとの半年は「ウィズ・コロナ」の生活を、緊張を緩めることなく送っていかなければなりません。ちなみに学生歌の「デカンショ」とは「デカルト、カント、ショーペンハウエル」の三人の名前だという説が有力です。当時の大学生の雰囲気が髣髴とされますね。

 

 

 私は洋楽(ピアノ)から音楽に入った人間ですが、支部(スタートはネットワーク北海道でした)に入り、お箏の先生方と楽しく交流しながら、長い時間をかけて、日本人のDNAのようなものを強く意識するようになりました。夏になると聴きたくなる曲がいくつかありますが、吉沢検校作「古今組」の中の「夏の曲」がここ数年私の定番曲になっています。「いそのかみ~」を聴きながら、ゆっくりと夏モードに入っていきます。

 

 洋楽と全くスタンスの違うお箏のチューニングにも、とても興味があります。古今調子は洋楽の耳には長調・・というか、明るいさわやかな感じがします。実際にお箏を演奏される方はどのようなイメージをお持ちなのかも、お聞きしてみたいと思っています。

 

 ここから先、どのような事態が待ち受けているやら、不安でいっぱいになりますが、この時期、縁あって同じ「地球号」という船に乗り合わせたクルーが、協力して踏ん張るしかありません。それぞれができることをきちんと実践しながら、何とか進んで行きましょう。

 

 先日たまたまテレビを見ていて感動した一言がありました。サッカーの長友佑都選手がインタビューに答えていた場面です。「この休業期間、自分の仕事は不要不急の職種なんだとがっかりした。でももしかしたらこの仕事は人を幸せにすることができる仕事なのかもしれないと思った。」

 

 なんて素敵な言葉でしょう。

 

 皆様どうかどうかお元気で!

 

 ではまた次回。

2020年 8月 1日 佐藤径子


2020年07月31日

“アクシデントは私の強み”

 

音楽ボランティアをするようになって25年近くになりました。主に障がい者施設、病院、高齢者福祉施設ですがこの間に施設を移動、そして旅立ってしまった方もいらっしゃいます。今、思い起こすとたくさんのアクシデントがありました。

 

 緊張して初めて訪問した高齢者福祉施設でのことです。80歳後半男性の方が「歌は嫌いだ!あんたは帰れ!」と叫ぶのです。ボランティア活動初めてのアクシデントです。頭は真っ白。何とかその日は乗り切りましたが、頼まれボランティアとはいえこんな事言われてまで行く必要があるのかな、、と思いながらももう一度、もう一度と3ヶ月程が過ぎました。

 

 ジューンブライド、花嫁の歌をテーマにした6月のある日「花嫁人形」を歌っている途中で帰れコールの男性が突然「すまなかった、すまなかった」と泣き出したのです。スタッフの方達もびっくりしていたら「亡くなった妻を思い出した。よく働く良い嫁だった。でも何もしてやれなかった。」と。「今、遠い空できっと一緒に歌ってるね」と皆で涙しながら歌いました。その日を境にこの男性は私の強い味方。そして他の入所者さん達もこの歌が歌いたいとどんどんリクエストをしてくれるようになり活気ある1時間になっていきました。


 ひとつの歌で心が通じ合えたその瞬間、それがあったからこそ今まで続けてこれたのだと思います。そしてアクシデントの数が多い程自分の強みになる。「その時どう動くのか、どう対応するのか」この25年で少しは強みが増えたかしら?


 

2020年春からコロナのために私の音楽ボランティア活動は全て中止になっています。収束してまた皆さんとお会いできる日が待ち遠しいです。そしてこれからも一方通行ではなく自由に柔軟に相手の呼吸を感じとって音楽のキャッチボールをしていきたいです。 

     2020  7月31   増岡 深雪


2020年06月27日

“繋がり”

 

〜繋がりは面白い〜

 

 また自分を介しての繋がりが、どんどん広まって行くと嬉しい。

 

 過去に自分の面白く繋がっていったエピソードがあります。

私はヤマハ音楽教室システム講師をしていた頃、小学生だった生徒さんに英会話教室を紹介してもらい受講をする事にしました。

 その英会話教室のアメリカ人の先生と、お友達になりアメリカの東部に遊びに行きました。英会話のアメリカ人の先生から 新しいアメリカ人のお友達を紹介してもらいました。

 新しいアメリカ人のお友達と親しくなり、ハワイの結婚式に行くことができました。

 

 それから旅行へ行く事に味をしめ、遂にハワイのマウイ島へ1人で行く事にしました。

1週間位の滞在でしたが、すごく楽しかったのを覚えています。

マウイには、「ハレアカラ亅と言う山がありカッコ良い名前だなぁー。と思っていました。 何年間後に産まれた子供にハレアカラと名付けようかなーと考えました。しかしあまりにも長すぎるので、「ハレア」と名付けました。

 

 今、20年位前に出逢った生徒さんにお会いして、お礼が言いたいと思っています。あなたから、こんな風に繋がったんだよ〜と‥

 英会話教室を紹介していただいた事→アメリカ人の先生とお友達になりアメリカへ行けた事→新しいアメリカ人とお友達になりハワイの結婚式へ行けた事→1人でマウイ  旅を楽しめた事→子供の名前をマウイ  からいただいた事。

 そして あなたに紹介して頂いた英会話教室で私の人生は楽しくなりました。‥とありがとうの感謝をお伝えしたいです。

 

これからも繋がりを大切にし、楽しい繋がりを期待したい。

 

戸借 聡美

 


2020年05月11日

“蜃気楼のプロヴァンス”

 

 世界中で猛威を奮っている新型コロナウィルス。人類の歴史においてたびたび訪れる感染症のパンデミック。今、まさに私達は100年に1度訪れると言われる歴史的大事件の生き証人となりつつあるのかもしれません。


 
ウィルスによる感染者が増え続け世界中が恐怖に襲われているこの時に、私ごとの行く事の出来なかったフランスのお話なんて不謹慎?と思われそうですが、あえてこの様な時こそ夢に終わった夢のお話にお付き合いください。


 私は、音大卒業後たった3年間ですが埼玉県狭山市の中学校に勤めました。その時の中学1年生だった学年は丁度10歳違いの生徒さん達で、音楽の他、掛け持ちで国語や書写など専門外の教科も教え、辛くもありましたがとにかくクラスによっては、音楽も国語も持ったこともありでとても仲良しになりました。彼等の学年を担任する事なく卒業と同時に私も退職して札幌に来たのが38年も前の事です。


 
その時の生徒さんのWさんとNさんが3年前のゴールデンウィークに札幌を訪れた時に、フランスプロヴァンスに住む同期のAさんの事が話題にあがって3人で2020オリンピックの年のゴールデンウィークに『プロヴァンスに行こう〜』という約束を交わしたのです。
 38
年も前の生徒さん達と繋がっていた奇跡については、またのちの機会にお話することにします。現地のAさんは私達の旅の計画に尽力くださり私達が現地に着いて困らない様にとオリジナルガイドブックを作成。

 

 エクスアンプロヴァンスの魅力満載、少しだけご紹介しますと、最も有名なのは、セザンヌの絵のモデルのサンヴィクトワール山の景色を始め、春はコクリコ夏はラベンダー秋はポピーありとあらゆる花が咲きほこり正にそこは地上の楽園というにふさわしい地です。Aさんはエクスから少し奥にはいったジューク村で料理人の旦那様とオーベルジュを経営する傍ら現地の子ども達に日本語と書道を教えています。きっと農作業もありで大変な苦労だったと思うのですが、昔から頑張り屋さんの彼女だから出来たのでしょう。

 

 その様な後輩(10歳違いなので教え子よりも後輩の方がマッチングします)と日常を共有することが旅の目的でした。一緒に散歩したり、お花畑でボーッと時を過ごしたり、ご主人の料理教室に参加してプロヴァンス料理を習ったり、彼女の家のお隣の教会で一緒に行くWさんとピアノの連弾を計画。フランスものとしてドビッシーの月の光がよいかしら?等3年かけた計画はパンクしそうな風船の様に膨らんだのです。マックスに膨らんだモチベーションの2019年の年末Nさんのお父様が倒れられ、かなり重篤である為Nさん泣く泣く旅行を断念されて,その時はまだコロナの話はそれ程深刻ではなく、ではWさんと2人で。おまけにパリはチェコに留学中の甥を呼び出しちゃおう〜何て計画を立てた矢先の新型コロナウィルスによるパンデミック。あれよあれよという間に風船の空気が抜けました。夢の計画の風船はパーンと音を立てて割れちゃった様に思えました。


 
最後の砦、2月頃はそれでもゴールデンウィーまでには落ち着くのでは?と今度は東京でのんびり過ごしましょう〜何て、我ながら今考えると何と新型コロナを侮っていた事か反省です。おかげ様で今年のゴールデンウィークは10日間ひたすらお家のお庭でバーベキュコンロを通販で買い求め、今日は焼き芋、今日はシチュー、今日はピザにグリルチキン、など雨の日以外日課の様に楽しみました。


フランス組の4人ラインは毎日のそれぞれの生活を報告し合い、何だか旅はできなくても一緒に過ごしている様な不思議な感じでした。
今回は、蜃気楼のプロヴァンスでしたが、絶対に実現しよう〜と更なる絆で結ばれたフランス4人組の旅はどの様になる事やらお楽しみに。
実現報告ができます事を祈っておしまいに致します。

         
P.S
本当なら今日5月8日帰国のはずでした。
    

 

高橋和恵


2020年04月20日

“4月の決意”

 

新年度が始まり、早くも2週間が過ぎました。

先の見えない不安と予定の立たない毎日にため息をつくばかりです。

 

年が明け1月は誰もが今年の抱負を胸に刻み、前のめりの姿勢になっていたと思います。

私の年頭の目標の1つは、「手荷物を少なくする」とういこと。(既に過去形?)これは行き当たりばったりの毎日にならない。忘れ物を減らす。運動不足解消のために、たくさん歩けるようにする。という思いを込めてでしたが、すでに、挫折の兆しが見えております。

 

そして、2月は忘れもしない「ストリートピアノ」発見! 2018年の当コラムでもT指導員が、プラハマサリク駅のピアノをご紹介しましたが、昨年には誰でも自由に弾けるストリートピアノが、札幌市営地下鉄南北線大通駅のコンコースに登場しました。そのニュースの中、札幌市営地下鉄の職員の演奏が話題になりました。「すばらし~札幌もステキな街だぁ」と思う反面、日本人らしいイベントとして幕を下ろしたのがちょっぴり残念でもありました。(個人の感想です。)しかし、27日すすきの近くの某Nビル、「犬の鳴き声」の名前の居酒屋に行く途中・・・なんとなんと、地下1階のフロアにストリートピアノを発見!この情報を広めていこうと思いながらも今はコロナに阻まれた感があります。終息したら、また見に行ってみます。(弾きに行ってみようでないところが残念!)後日ネットで調べたところ、自分が知らないだけで、ストリートピアノは意外と各地にあるのですね!ざっと調べたところ国内にも十数か所設置があるようです。コロナに負けずに存在し続けて欲しいと願うばかりです。

 

そして、3月にはコロナが猛威を振るい身動きが取れない毎日となりました。しかしながら、この機会に(コロナが終息するまで)SNSのお勉強をしよう!など色々考えておりました。というのも今このような状況の中で、私たち音楽指導員が出来る事は何かを考えると避けては通れないものにSNSがあります。楽しい音楽講座やプチ音検など色々な状況で何をどのように、どうしたら実現出来るのかを考える良い機会と考えます。対外的に活動することがままならないながらも、アイディアを練る良い機会ととらえ新年度を有意義に過ごせるよう頑張りたいと思います。さぁ4月からも前のめりに頑張ります。最後にはなりましたが、皆さまの心身の健康が守られますよう、心から祈念致します。

飯村 千絵

 


 

2020年03月24日

“新型コロナ旋風”

 

 

201912月武漢で発生、北海道は、2月の雪祭り頃から感染者が、徐々に増え、2/28“緊急事態宣言”発令、3/19取り敢えず終了。

世界的感染も広がり、まだまだ、終息の道のりは、険しい。

 

オリンピックも、延期になりました。NY、ブロードウェーでは、気味が悪いほど静かにしいてる。一部の地域では、その地域から出ないように警察官が道路のあちこちで銃を持って見張っているそうです。

 

休みを余儀なくされ、日に何度も、手を洗い、掃除、洗濯、断捨離、楽譜の整理、あてもなく、ピアノ弾いたり、撮り溜めした、ビデオ観たり、CDを聴いたり、こんな時、心に沁みるのは、ラブソングでした。

 心が弱っている時って、今まで何気に聴いていた曲が、スポンジに水が沁みるように吸収されました。心に沁みる曲、ベスト10を考えてみたらいかがでしょう?

 

 

イタリアでは、午後6時になったら、ベランダに出て、歌を歌い、楽器を演奏するそうです。大好きな音楽を聴き、演奏し、免疫力を上げ、そして、コロナをぶっ飛ばしたいですね♡♡♡

 

 

 

2020/03/24    大内 幸代