2024年12月31日
「テレビ大陸音頭」
息子のバンド名です。
初めて聞いた時は‥何だぁそれー??「テレビ東京音頭ー?」と?聞き間違えをしました。‥
「テレビ」はアメリカのテレビジョン、「大陸は」暗黒大陸じゃがたら から「音頭」は日本っぽい単語を入れたいといったことに由来するらしいです。ジャンルは「ポストパンク」で私達の年代には少し難しいジャンルだと思います。
2024 年3月に「俺に真実を教えてくれ!!」を配信。その曲がSpotifyの日本のバイラルチャート1位を獲得しました。バイラルチャートとは、Spotify からSNSやメッセージアプリでシェア、再生回数などをベースに、Spotifyが独自に指標化したランキングです。
6月にYouTubeの再生回数が1、2万再生だった回数が毎日1万回ずつ増えて親子でびっくり。
7月には渋谷のライブハウスからお呼びがかかり、8月には関東版の日テレ朝番組「day day」に出演、一度札幌に帰宅。2日後にまた行ってきますと伝えられ、お盆終盤に土曜日のTBS夜番組「情報7daysニュースキャスター」へもう一度呼ばれ、今度は全国放送。
お盆期間中で 飛行機の空席がないため船と新幹線で東京へ向かいました。まさか地上波で息子がテレビで立ち演奏する。テレビの前で嬉しい気持ちと‥ワクワクドキドキ感が満載。感想は 暴れながら歌う‥??見ていて面白いバンドでした。
途中でショーの様にヴォーカルが動きまわり歯磨きを始めたり、普通のバンドでは考えられないことをする。しかし 1人1人楽器演奏がハイレベルのものを感じるバンドです。いけてる すごいなぁと思いました。演奏後に全員が安住アナウンサーからインタビューを受け、上手く返答しておりました。現在息子以外のメンバーは、高校3年生で受験勉強で活動はお休みしています。
2025年の3月22日は大阪でのLIVE出演決定。ポストパンク好きにはオススメ致します。親バカですが今後の活動が楽しみです。
戸借 聡美
2024年12月20日
「瑟」
2024年も終盤となった、11月、12月に台湾に行ってきた(残念ながら仕事で)。見どころは色々とあるけれど、やはり人気は十分のランタン上げと、九份の夜景である。線路の上であげるランタンは、係のお兄さん達が上手に誘導、盛り上げながらの写真撮影、そして空へ解き放つ・・・ノスタルジックではあるが、観光客を充分に楽しませる工夫がされている。
ちなみに沢山打ち上げられたランタンは、回収してお店や役所に持っていくとお金になる仕組み。九份は「千と千尋の神隠し」のモデルではとまで言われた、提灯と夜景の幻想的な街並み、そして雑多なお土産屋さんが立並ぶ金鉱山跡である。日本のアニメはどこに行っても人気があり、九份ではいたるところでカオナシのグッズが売られていた。(公式グッズではないだろうに日本人は寛大というか・・・) 私もアニメ好きではあるので、冷やかしで眺めてきた。
そんな私が今年「オヤッ」と思ったアニメの一場面が「烏は主を選ばない」に描かれた箏。「烏は主を選ばない」は八咫烏シリーズの小説をテレビアニメ化したもので、アニメの第六話に箏を演奏する場面があるが、何とその箏が25弦のもので描かれている!(箏は、もともと瑟(しつ)という24弦または25の弦楽器が秦代にあり、それを姉妹で12弦と13弦に分けたという伝説がある)箏を演奏する者にとってはニヤリとする場面であった。
今年の年末年始は長い人で9連休、最終回のどんでん返しも含めてなかなか面白い小説でしたので、おすすめします。
飯村 千絵
2024年11月03日
「ピアノの先生」
ピアノと出会った3歳から多くの先生達の教えを受けてきた。
初めてピアノを教えてくれたのは小学校のT先生。母の同僚の先生が3歳でピアノがどのくらい弾けるようになるのかのお試しのようだった。自宅にオルガンを買ってもらいピアノは時々小学校に行って弾いていた。色おんぷの楽譜を使い、習ったというより遊んでいた記憶がある。札幌の知り合いの先生に頼んで発表会にも出させていただいた。T先生との出会いがなかったら今の私はなかっただろう。
小1の秋、両親の転勤で引っ越ししてからは中3までの9年間ずっと一人の先生のもとで学んだ。練習していったらやっていっただけ全て見てくれた。コンクールで賞をいただいた時は泣いて喜んでくれた。生まれて初めてのコンサートにも連れて行ってくれた。ピアノを大好きに、そして音楽に進む道を作ってくれた大切なS先生。
音楽科のある高校に進学してからは2人の先生に習った。入学してからのレッスンは戸惑うことばかり。ベートーヴェンのピアノソナタの冒頭4小節の弾き方が違うとそこばかり3カ月近くやっていた。O先生が弾いてくれるがどこが自分と違うのか…。泣きたい毎日だったがある時気づきがあり先生に「それよ!わかったわね」と言われた時は嬉しかった。自分で考え感じとるの練習の大切さを学んだ。
高3で声楽科に転科した後に習ったY先生。学生時代は1年しか習っていないのに毎回濃いレッスンだった。1年間でドビュッシー、ショパン、カバレフスキー、その他大きな曲をたくさん弾かせていただき、レッスンの楽しさ、レッスンまでの練習の大切さを学んだ。Y先生にはその後現在もピアノ研究会でたくさんの事を教えていただいている。
大学を卒業して40年以上が過ぎ、私も先生と呼ばれピアノを教えているが果たして生徒さん達にはどのような存在なのだろうか。
音楽を楽しむこと、ピアノを弾けるようになる事は勿論だが、レッスンを通して、つまづいた時に乗り越える力、続けて頑張る力、人の話に耳を傾けて聞くことができる力が身についてくれる事を願っている。
3歳から現在まで、先生達から学んだたくさんの事は私の大きな財産だ。
増岡 深雪
2024年10月12日
「聴いて、観て、芸術の秋」
今年は知人からのお誘いもあり、歴史ある記念イベントに足を運びました。
9月29日『遺愛学院創基150周年』を祝して田村鶴英さん(同校卒業生)の講談で、「エディット•ピアフ物語」をピアノ伴奏(宮入健郎さん)と共に語りました。
エディット•ピアフは47歳の若さで亡くなった最も愛された伝説的なシャンソン歌手です。神様に捉えられ愛され、神様から贈られた素晴らしい歌声で人生を切り開き成功の後に何故薬物依存症に‥‥と田辺さんは♪愛の讃歌♪等3曲を歌いながら全身全霊で語りました。
遺愛学院の本館•講堂•ホワイトハウスは国重要文化財に登録されています。
私は卒業以来何十年ぶりで校内に入り、学生時代を思い出し懐かしく、歴史ある講堂で過ごせた事がとても有意義な時間となりました。
10月3日『浄土宗開宗850年慶讃音楽法要』が函館市芸術ホールで営われました。
お誘いがあった時は、雅楽が聴きたいと思いましたが、後は歌?お経?と興味深々でした。
ホールの受付には僧侶の方々がプログラムを配って下さり、会場はいつもと違う雰囲気でした。
1部「詠唱奉納」
僧侶の方が1曲1曲解説をしてからステージでは全員が鐘と鈴を打ちながらとても綺麗なメロディーで5曲を詠唱しました。
2部「雅楽会」
こちらも解説付きで♪越殿楽♪等3曲演奏。各楽器の特徴や演奏法、音を出しながら楽しく説明をして下さり雅楽の奏でる響きと衣装を見て興味を持って聞く事が出来ました。
3部「開宗850年慶讃法要」
お経が始まる?と思いましたが、幕が上がると共にオルガン伴奏でとても綺麗なメロディの慶讃が始まりました。照明も工夫があり、雅楽も入り歌やお経も聴きやすく、見て聴いてとても幻想的なステージでした。
函館では50年ぶりの音楽法要との事で、青年会の方達がとても苦労して作り上げたと裏話も聞きました。
仏教の音楽法要を鑑賞出来た事は、とても貴重な経験をしました。
次に芸術ホール隣にある、北海道函館美術館へ『100周年記念赤光社美術展』で絵画、陶芸、彫刻の沢山の作品を鑑賞しました。
「赤光社展」は北海道では最も長い歴史を有する公募美術展です。1921年(大正10年)開港という海外交流盛んな函館に設立されました。
知人の作品の完成までの工程や作品に対する思いの話も聞く事が出来ました。
出品作は皆、豊かな感性と芸術性に溢れた作品でした。
美術館を出たらもう夕暮れ。ホールと美術館の真向いの五稜郭公園内の五稜郭タワーがとても輝いて見えました。
今日は歴史ある記念イベントに触れて•聴いて•観て•芸術の秋を満喫した一日でした。
函館市 菅原真希子
2024年09月10日
「ジュニアオリジナルコンサート」
ジュニアオリジナルコンサート(JOC)は日本国内をはじめ世界各国のヤマハ音楽教室で学ぶ15歳以下の子どもたちが、自分の心に感じたことを曲にし、自ら演奏するコンサートです。
創作することが「嫌い」な生徒さんもいますが、私はまず創作を「好き」にさせることから指導します。
学年が上がる毎に「技術」や「理論」も大切になってきますが、毎年「世界に一つだけの自分の曲」を創り、積み重ねることによって、演奏力も向上しバッハ、ベートーベン、ショパン等がどれだけ凄い作曲家だったのかも知ることができると思っています。
作曲の手法は様々だとおもいますが、「ジュニア専門コース上級」というクラスには「アンサンブル即興」という学習があります。
所謂「セッション」です。
この度、この「セッション」から生まれた曲が大きなコンサートに出演することが決まりました。
モチーフとサイズは決まっていますが、ほぼ「アドリブ」で練習をしましたので、楽譜はメモ程度・・・
コンサート出演に際して丁寧に楽譜に起こし、編曲を整え一層ステキな曲になりました。
曲名「Unknown Midnight City」
・ネオン輝く都会の姿と裏通り古びた街並み・・・そんな二つの顔を持つニューヨークをピアノとエレクトーン2台のアンサンブルでお届けします。
JAZZの魅力たっぷりに演奏できると思います。
苫小牧市 藤下 淑子
2024年08月07日
「ヒトはなぜ歌うのか?」
NHK BSの番組を観みました。
ダーウィンは、言った。
「音楽は生きる為に直接役に立たない、それなのに人はなぜ歌うのか?」
認知症でもなぜか、消えない音楽の記憶。
2年前より、介護施設で音楽療法の仕事をしている友人のお手伝いをしております。
私が担当したのは、主に、認知症病棟の方達に対象にした音楽セッションです。
ウェルカムミュージックに始まり、音楽に合わせて体操をし、童謡・懐メロを歌ったり、
音楽に合わせて楽器を叩いたりします。
ある時、皆さんで「ふるさと」を歌いだした時。元小学校校長先生が、前にすっくと立ち、指揮をはじめられました。
先生だった頃の記憶が甦ったのか、感動の瞬間でした。
それぞれの音楽経験は、違っていても、1時間程のセッションが終わり、楽しかったねぇ・・
と言われると とても嬉しく思います。
集団で、歌ったり、音楽ビートを感じることで脳内のドーパミンが発生します。
音楽は、人生に不可欠である。
BS 8月9日(金)午前8:15~午前10:25 再放送
7月、初沖縄行ってきました。
青い空の写真で、思い浮かぶ曲は、♪山下達郎 Ride on Time
皆さんは、どんな曲がうかびましたか?
暑い夏、お体ご自愛下さい
2024/8/7 大 内 幸 代
2024年07月05日
「チェロ奏者 土田英順さん」
先月、元札幌交響楽団首席チェロ奏者土田英順さんのプロデビュー65周年記念リサイタルを聴きに行ってきました。
土田さんは87歳。「70周年の時は92歳なのでリサイタルは今回が最後」と。
以前から土田さんの演奏者としての活動に興味があり、ぜひ最後のリサイタルを聴きたい!と思いました。
土田さんは東京出身。小澤征爾さんとは桐朋学園の先輩・後輩。日本フィルハーモニー交響楽団に入団後、ボストン交響楽団でも演奏されています。その際、ボストン・ポップスコンサートやタングルウッド音楽祭にも出演されています。帰国後は新日本フィルハーモニー交響楽団を経て74年札幌交響楽団へ移り、97年の定年退団まで首席奏者を務められました。
札幌に移られたのは「自然が豊かで、緑がいっぱいあって、空気がきれいで、水がおいしい。ビールも酒もうまくて、酒の肴もいける、、、そんなところでのびのびと演奏活動をしたい」という思いから。
リサイタル会場は満席でした。予定の4曲を終えても拍手が鳴りやまず、アンコール1曲1曲終わるごとに聴衆総立ちの拍手。結局アンコール7曲も演奏いただきました。
現在はソリストとして活動。2011年東日本大震災を機にチャリティコンサートをされています。今後もこの活動は継続されるとのことです。ブログをチェックし、コンサートに行こう!と思っています。
札幌市 河上 満寿美
2024年06月01日
「聴く」ということ
北海道で一番素敵な季節が巡ってきました。コートもブーツもいらない季節です。
皆様いかがお過ごしですか?
このところ私の定番になっている「名著探訪」、今回は2007年5月初版、ちくまプリマ―新書「音楽を考える」、茂木健一郎氏と江村哲二氏の対談です。
茂木健一郎氏は1962年生まれの脳科学者、音楽の造詣も深い。江村哲二氏は1960年生まれ、工業大学卒でプロの作曲家です。
再読三読していく中で新たな発見や、実感を伴って理解できる部分が多くなっていきました。これが「名著」というものです。
今回は「聴く」という視点に立ってお話しします。
私たちの仕事は「音楽すること」です。これは、とりもなおさず「聴く」ことを中心に据えた仕事です。
ところで、私たちの世代は学校の英語でlistenもhearも「聞く」と訳してきました。改めて辞書を眺めてみましょう。
listen 聞く 傾聴する 耳を傾ける Listen to me 私の言うことをよく聞いてください
hear 聞く ~が聞こえる 耳にする 傍聴する
では、日本語としてはどうでしょう?
聴く 聞いた内容を理解し、それに応じる
聞く 音や声を耳で感じる
空気の振動にすぎない「音」をキャッチするのに、こんな区別があるのです。私たちは「listen=聴く」ことを仕事にしていることになります。レッスン然り、日々の練習然り、アンサンブル然り・・。
こういう生活を長く続けていると「聴く」ことの大切さが身に染みてわかってきます。時には、例えば病院の待合室でごく小さな音量でかかっているBGMを「聴こう」として疲れてしまう、なんて経験ありませんか?
これを生活全般に当てはめてみると「他者の話を聴く」に至ります。例えば北海道支部の定例会に出席すると、他者の意見をまずよく聴くことができるメンバーで成り立っているのを感じます。それぞれのメンバーがそれぞれの環境の中で長年培ってきた「能力」「実践力」だとも感じます。
本の中にとても興味深い話がありました。
サウンドスケープ(音の風景)を提唱したマリー・シェーファーはカナダの寒い地方に住んでいて、一年の半分を雪に閉ざされて暮らしている。そうすると、ほんの小さな音に耳を澄ますことになる、と同時に自分の内なる音にも耳を傾けるようになるというのです。
サウンドスケープの概念は今、学校教育の現場で注目を集めています。「これはベートーヴェンの5番です」と言ったって誰も聞かない。その時、例えば次のような指示を与えます。「みんな、音を出さないで。その代わりに何か自分の耳に聞こえるものがあったら言って」
子どもたちは一生懸命に聞こうとします。そして「ちょっと黙れ黙れ。やかましい」と友達同士が言う。そして「あ!遠くに横断歩道の信号の音が聞こえる」「時計のチクタク言ってる」「校庭で風が吹いて木の葉がこすれ合って音を出してる」など、どんどん出てきます。これがきっかけでお互いの話を聞くことができるようになり、学級崩壊を救ったという話です。
聴覚は視覚と比べて、一瞬に得られる情報量は多くありません。そして音楽は時間芸術だとも言われます。
30分の曲を聴くのに30分かかるというように。そしてその抽象的な情報をもとに私たちは辛抱強く作曲家や演奏家と向き合わなければなりません。相手が生徒さんであっても全く同じです。
外界の音と同時に、内なる音まで聴かなければならない私たちの仕事は、実は耳を酷使するなかなかハードな仕事なのですね。しかもその状態が性分になってしまっている。そして「趣味を仕事にしている」とうらやましがられる。
晩年、外界の音が聴こえなくなってしまったベートーヴェンや指揮者のフルトヴェングラーの絶望感はどんなだったでしょう。
お休みの日はせめて耳もしっかり休ませてあげたいものです。
リフレッシュした状態で、新たな音、他者との会話と向き合っていきましょう。
皆様の毎日が心穏やかなものでありますように。
小樽市 佐藤 径子
2024年05月01日
「全国生涯学習音楽指導員協議会 北海道支部(LLM) 定時総会を終えて」
去る4月8日(日)かでる2.7において定時総会を無事終えほっと一息、皆様如何おすごしでしょうか?
出席者15名(正会員9名 賛助会員4名 御来賓2名)久し振りの10名超えの対面会議となり、御来賓の音楽文化創造常任理事の揚石明男様とはzoomで繋ぐ初めての試みの総会となりました。
不慣れもあり少し混乱も有りましたが、何とか時間内に滞りなく終える事が出来ました事は会員の皆さんの協力があってこそ、改めてチームワークの素晴らしさを感じました
遡ってみる事15年、私は2009年4月に『生涯学習音楽指導員ネットワーク北海道』(現在のLLM)に入会致しました。
懐かしくなって当時の総会次第を見ますと、今は跡形も無いYAMAHAの研修センターで総会が行われていたのですね。
会員数も40名を超えていた様な〜色々な思い出が走馬灯の様に脳裏を横切って行きます。
2014年から役員を務めさせて頂いています。 今年で10年 何という時の流れの早いことでしょう。
2022年コロナ禍終息の兆しの年に代表に就任致しましたが、まだまだ活動らしきものができず、大半の活動はオンラインでこなしている日々の中、オンラインであれば会員の皆さんと深くつながる事も可能である事を発見。
まずはチーム作りが大切だと感じました チームの中で勉強会を開催し会員のスキルアップに繋げたり、
コロナ禍も 悪い事ばかりではなくZOOM会議の導入、オンライン講座の受講など以前知らなかった世界をみんなで共有出来たことは大きな前進でありました。 そして2024年 世の中はかわりましたね。 意識も一変いたしました 多様性の時代です。
さて、私達生涯学習音楽指導員は新しい世界へ向けて何を大切にして航海に旅立つのでしょうか?
2期目の代表就任、同時に本部理事も兼務となり活動が広域になりそうですが同じ船に乗っている皆さんと手を取り合って荒波を超えていきたいです。 どうか今後とも宜しくお願いいたします。
コラムの場を借りまして代表就任の挨拶と致します。
2024年 5月 LLM代表 高橋和恵
2024年04月05日
「春が来る!」
あんなに積もっていた雪山が幻だったかのように解けてなくなり
肌を刺していた風もやさしくなってきた今日この頃、
「こんな時もあったなぁ~」と思いながら
初心者マークを付けた車や新入社員らしき初々しいスーツ姿の若者を見かけると心の中で
「頑張って!」と応援している私。
枯れ木にしかみえない木々も着々と蕾の準備をしていて【春】からはとてもエネルギー感じます。
いつもは新学期の準備にバタバタして思いもしなかったけれど
この春は私も何か新しい事に挑戦してみようかしら?
うーん、そうは言っても何をしよう…
とりあえず身近な【春】を見つけにお気に入りの音楽を聴きながら散歩に出かけて来ようっと!
苫小牧市 齊藤由紀子
2024年03月05日
~音楽絵本「ドレミファブック」~
昭和45年(1970年)創刊の「ドレミファブック」はレコード付きの音楽絵本です。
レコードのA面は童謡を中心とした歌が5曲、B面は世界の名作等の音楽付き物語が入っています。
絵本の巻末には5曲の歌の楽譜も掲載されている、素晴らしい音楽絵本です。
毎月1冊ずつ我が家に届くこの音楽絵本は20巻プラス別冊1巻の計21巻。
当時、幼稚園児だった私は、毎月毎月、届くのを楽しみにしていました。
楽しい「絵」と楽しい「音楽」、初めて聴いた「白鳥の湖」・・・・等々、私の音楽人生に大きな影響を与えてくれた大切な物でした。 音楽を指導するようになってから・・・(以下母と私の会話)
私「『ドレミファブック』どこにあるかな?」
母「〇〇ちゃん(知り合いのお子さん)にあげた」
私「え~~~~!!!なんで、あげちゃったの?」
母「もう、いらないと思って・・・あげたら駄目だった?」
私「駄目だよ~(しょんぼり)」
差し上げてしまった方は、返して欲しいと言えるお相手でもなく泣く泣く諦めました。
しかし、どうしても諦めきれず、もう絶版になっているこの絵本をオークション等で探し続けること数十年・・・・。見つかっても「全巻そろっていない」「状態が悪い」「けっこうな高値がついている」・・・・等々、なかなか手に入れることはできませんでした。
そして、2023年秋!フリマアプリで状態が良く、お値段も納得の全20巻を見つけ購入することができました\(^o^)/
別冊「クリスマス特集」のレコードは後日手に入れたのですが、絵本がまだ見つからないという状況です。これから時間をかけて残りの1冊を探すつもりです。
この音楽絵本のおかげで、幼少の時からたくさんの歌やクラシック曲と知り合えました。
巻末の楽譜も上手に弾けるようになりたくて、ピアノもたくさん練習しました。
とても影響を受けた大切な音楽絵本のお話でした。
絵本とレコードの素晴らしさを語り始めると、キリがないので、そのお話はまた後日・・・。
苫小牧市 藤下 淑子
2024年02月02日
~「じゃらんじゃらん」と自然の音~
今年1月10日からバリ島へ行って参りました。
いつも友人にバリのどこが良いのか質問をされます。何が好きなのかを考えると、第一に癒される事。私とジョークの波動が同じである事。みんな笑顔で挨拶してくれる事、ホテルガーデンの緑がたくさん、その匂いが何とも言えなく好き。 少しルーズな所。「じゃらんじゃらん」と言うあてのない散歩の響き。自然の音が良いと言う所に辿り着きます。
まあまあデメリットもありますが‥今回の旅では、聞こえてくる自然の癒しの音に耳を傾けてみようと思いました。
早朝滞在した海辺のサヌールで「じゃらんじゃらん」します。
海沿いの遊歩道を2.3キロ往復して出会うのはジョギングしている外国人、ホテルの椅子やテーブルを綺麗にしているホテルスタッフ、犬‥サイドの壁片方には緑色の植物、上を見ると木々がいっぱいです。聞こえてくる音は小鳥のさえずり 人々の挨拶 イスラム教のアザーンが聞こえます。
プラス南国の匂い。日の出の散歩は最高なリラックスになります。日中はリラックス目的でプールで過ごす事が多いです。プールサイドでは日本語は聞こえて来ません、それはストレスがたまらない事なのかもしれません。(逆に日本語しか出来ない時のストレスもあります) 循環されている水の流れる音が良い感じです。風がある時は竹で出来た風鈴音がとても心地良く聞こえます。
タクシーに乗ると渋滞時にはバイクや車のクラクションがピーッとうるさい時もあります。夜になりレストランへ行くと生バンドがディナーを盛り上げてくれます。オープンエアーで店毎 歩く度に 違う曲が聞こえて来ます。みんな中々お上手でした。このようなだらりとしたスケジュールで6日間も動いていると 帰りたくなくなります。
今回はあるショッピングセンターへ行き竹の民族楽器ガムランに触れる機会がありました。それはバチを両手で持ち、木琴の様な感覚で弾けば良いのでしょうか?楽譜は琴の譜のように数字で書いてありました。すぐに楽器に馴染めたので楽譜が少し読めて良かったと思いました。ガムランは「じゃらんじゃらん」していると所々のホテルでチラホラ聞こえます。とても不思議な音階の虜になりそうな魅力があります。
私の波長に会う良い音のするバリ。また色々な自然な音を聴きに 匂いを感じ癒されにバリ島を訪れたいと思います。
札幌市 戸借 聡美
2024年01月09日
~日本の伝統文化に希望の光を~
新年明けましておめでとうございます。
元旦に石川県能登半島で大地震、翌日羽田空港での滑走路衝突事故。大変な幕明けとなりました 2024年、被災されました方々、事故に会われました方々に心よりお見舞い申し上げます。
将来に暗雲が立ち込める不安を抱えて暮らす時代が訪れて久しくなりました。 でも雲は必ず晴れます、それを信じて音楽の力で心の中の暗雲を払拭して行きましょう~
今年は北海道支部久しぶりにリアルの公開講座のイベントを秋に計画致しました。
詳細につきましては計画が進み次第ホームページにてご紹介致しますので是非ともご覧下さい。
私ごと、年末これから1年の締めくくりのラストスパートという時にコロナに感染、 寝て起きたら新年になっていたという年越しでした。 元旦に着いた年賀状、いつもよりも嬉しさ倍増です。何せ5日間社会から隔絶されておりました ので、でも少しだけ残念だったのは『来年からは年賀状のご挨拶失礼いたします。加齢と共に負担になって』と言う友人もちらほら。今年秋には郵便料金も値上がりしますし、そもそも年末の 超多忙な時に明けてもいないのに『明けましておめでとうございます』ですよ。 いまの若い方達にはナンセンス感の強い習慣かも知れません。 年明けに一斉送信で『あけおめ、今年も宜しく~』のほうがリアリティありじゃありませんか? という意見にも頷けます。
私達昭和30年代というと小学校では国語の授業でお手紙を書きましょう~と言う時間があった 様に記憶しています。図工の時間にゴム版に彫刻刀で年賀状の図案を彫ったりしました。 所謂、手紙や葉書は日本の文化であった様な。 高齢者施設などを訪問しますと入所者さんたちの書いた絵手紙を見かけます。 筆で書いた文字、なんだか心がキュンとします。 文化は、日常の中から生まれるものですね。 文字を書く習慣が薄れていると痛感、日本の文化は大丈夫? 私は、自身の年賀状文化をもう少しだけ続けようと決めました。宛名書きは自筆が良いかと。
私達北海道支部の年末の定例会では、(zoom開催ですが)会議後クリスマスお楽しみ会を開催 しております。コロナ禍において忘年会が出来なくなった2年ほど前から実施、 最後に『貴方の1年はどの様な年でしたか?漢字一文字で』と言うコーナーがあり漢字に触れる 良きひと時です。
因みに私は『憂』を毛筆で書いて見ました。世の中を憂うる年だったように感じて 2023年は坂本龍一さんや多くのアーティストの方々が亡くなり、世界のあちこちで戦争が絶え間なく続いて、世の中に不安を感じる事が多かったので。書くにあたり久しぶりに辞書を引いてみました。ひとつの文字にもいろいろな意味があったり使い方があったり、さすが世界一の難度といわれる言語です。それを普段使いにしている日本人は凄い民族ですよ。やはり大切に継承させて行きたい日本の文字文化です。日本の伝統文化である邦楽も同様です。
今後どのような方法で 次世代に継承させていくか?が私達生涯学習音楽指導員の持つ大きな課題です。皆さんと日本人 にしか出来ない伝統文化を守りつつ進化させていきたいです。
今年は『希望』の『希』と書ける年になる様な活動ができる事を願ってやみません。
2024年 1月
全国生涯学習音楽指導員協議会北海道支部
代表 高橋和恵